松尾 憲一

准教授

出身校:高知医科大学(現 高知大学)

はじまりは、肝移植への興味

外科道なお道半ばといった今日この頃ですが、昭和大学藤が丘病院消化器・一般外科のHPへようこそ!私が卒業した25年前は、まだ多くの大学がいわゆるダイレクト入局の時代でした。そんな中、当時としては珍しい現在の研修システムのような2年間のスーパーローテーション制をとっている施設で研修を開始しました。もともと心臓外科医を目指していた私は、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、救命救急、麻酔科をおよそ6か月ごとに回る研修スケジュールを組み、その最初の研修先が消化器外科だったわけです。

 

当時、生体肝移植がわが国でも始まったばかりで、私の研修先の教室でも肝移植に向け着々と準備が進められていました。学生時代は横隔膜より上の動いているものばかりに興味がありましたが、消化器外科は横隔膜より下の世界でした(まあ食道ってのもありますけど)。そんな中、横隔膜にくっついてぶら下がっている肝臓は腹部最大の臓器で、当たり前ですが血の塊でした。これを切るって尋常じゃないな~って思っていました。それを切って尚且つ移植するって、へえーーーっていう感じでした。

肝臓ほど面白い臓器はない

ある日の週末、先輩から「動物実験センターで肝移植の実験やってるから見に来ない?」と声を掛けられました。そこで初めて肝移植を見たわけです。肝移植では門脈吻合、肝静脈吻合が終わると血流を再開させますが、肝臓が再び息を吹き返して働きだすと、まだ吻合されていない胆管から胆汁が出てくるのです。すると先輩達は、「オゥー、出てきた出てきた。よしよし、頑張れー!」と、移植した肝臓を本当に大切そうにいつくしむようにしていたことを今でも覚えています。そんなこんなでまだ純粋だった私は一瞬で肝臓が大好きになったというわけです。

さらに面白いことに肝臓は大きくなる(再生する)臓器なのです。肝臓全体に転移があるような患者さんでも、肝臓が再生する力をいろいろな工夫をすることですべての肝転移を切除することができたりするのです。

その後も、順調に研修で各科を回りましたが、やはり最初のインパクトは大きく、2年の研修生活ののち消化器外科へ入局、今では肝胆膵外科医をやっています。「好きこそものの上手なれ」と言われますが、肝臓がいくら好きでも手術はそうはいきません。今でもまだまだ道半ばなのです。

外科の楽しさ・素晴らしさを伝えたい

ここ昭和大学藤が丘病院消化器・一般外科では、肝臓はもちろんのこと消化器全般の外科手術を行っています。外科はきついといったイメージからか、昨今、外科医を志す人が少なくなっていますが、好きなことはずーっとやれるということと、外科の楽しさ・素晴らしさを若い人に伝えられればと思っています。学生・研修医諸君!肝臓ってなんで大きくなるの~?一緒に考えてみませんか?

消化器・一般外科

当科では研修医を募集しています。

これまで昭和大学藤が丘病院 消化器・一般外科では、上部あるいは下部消化管疾患やソケイヘルニアなどの一般外科の治療、なかでも内視鏡下での外科治療に実績を積み上げて参りましたが、2018年7月より新たな診療体制となり、肝胆膵疾患に対する高難度手術も十分対応可能な体制となりました。

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