大腸疾患について

疾患・治療

I. 手術までの流れ(専門外来受診から手術まで2~4週以内)

1. 受診1回目

  • 初診(紹介状が必要)
    耐術能検査等


2. 受診2回目

  • 下部消化管術前外来
    病状説明等


3. 受診3回目

  • 下部消化管術前外来
    結果説明(画像検査・術前検査・耐術能検査等)
    手術説明

  • 入院・手術

II. 手術までのお願い

1. 生活

  • 規則正しい生活

  • 禁煙

  • 呼吸機能訓練  コーチ2(呼吸機能が悪い方)

 

2. 手術

  • 手術説明  家族の同席
    ※一人一人の病状に合わせた手術計画を図示して丁寧に説明します

  • 手術当日  家族の立ち合い

 

3. 注意点

  • 内服薬 抗凝固薬・抗血小板薬の中止

 

4. 予防接種  手術2週間以内の予防接種

III. 治療方針

1. 実績

大腸癌手術 年間130件、腹腔鏡手術90%、直腸癌手術の腹腔鏡手術 95%

2. 目標
以下を治療目標としています。

1) 丁寧な手術説明を行い、患者さん(家族)に不安を軽減すること
2) 低侵襲性と根治性を両立した質の高い手術を提供すること

3. 手術

1) StageⅠ~Ⅲ期の大腸癌 に対する最も確実な標準治療です。
内視鏡切除が困難な早期がん、内視鏡治療後にリンパ節転移のリスクのある早期がん、進行がんの場合に適応になります。 
Ⅳ期の大腸がんの場合はほかの臓器への転移との兼ね合いで判断します
年齢や全身状態に問題がある場合、つまりほかの病気のために手術の危険性が高い、術後合併症をきたす可能性が高いと判断された場合には、術式の検討や手術以外の治療方針の検討も必要になります。
術後、合併症がなければ 1~2週間で退院 します。
退院後の治療方針は、手術で切除した検体とリンパ節の病理学的診断をもとに判断します。
再発のリスクが高いと判断した場合、再発率を少しでも下げるために術後に“補助的に”抗がん剤治療で予防します。


2) 進行直腸癌に対する手術と肛門温存
直腸癌に対する標準治療は手術です。当教室では術後排便機能障害を考慮した術式選択を行っております。つまり肛門より4㎝以内(男性4㎝、女性3㎝)が切除吻合ライン(肛門管内)になるようであれば、一時的な人工肛門を併用した手術を提案します。しかしながらその他の下部直腸癌に関しては、経肛門ドレーンなどを用いて、人工肛門を行わない術式を検討します。人工肛門への不安を十分に配慮して、手術説明・オリエンテーションを行っております。

 

3) 遠隔転移を伴うStage IV大腸癌
初診時に肝臓に遠隔転移を有する大腸癌であっても、他院では手術適応外の症例であっても、当教室で再検討した結果、適応があれば(2期的な)肝切除術・ALLPS手術を行います。肝切除後に計画的な大腸切除を行います。

実際の腹腔鏡下手術

拡大視効果

臓器温存

出血しない手術が可能

IV. 退院後のフォローアップ
  • 退院後の初回外来 ( 術後約1か月 )
    採血検査 ( 腫瘍マーカーなど ) ・腹部診察・病理結果・治療方針など

  • 術後3か月  採血検査

  • 術後6か月  採血検査・CT検査

  • 術後9か月  採血検査

  • 術後12か月  採血検査・CT検査・ ( 下部内視鏡検査)

  • 術後12か月~術後5年

3か月~6 (12) か月ごとに外来受診・採血検査
Stageに応じてCT検査・下部内視鏡検査等

消化器・一般外科

当科では研修医を募集しています。

これまで昭和大学藤が丘病院 消化器・一般外科では、上部あるいは下部消化管疾患やソケイヘルニアなどの一般外科の治療、なかでも内視鏡下での外科治療に実績を積み上げて参りましたが、2018年7月より新たな診療体制となり、肝胆膵疾患に対する高難度手術も十分対応可能な体制となりました。

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